「相続税対策には借金」はなぜ間違い？

相続税はできるだけ減らしたいと思いますよね。

そんな時、あなたは借金をすることで相続税対策ができるという認識をもっていませんか？

 

実は借金をすることで相続税対策ができるというのは間違った知識なんです。

今回は相続税対策にまつわる知識を一緒に正していきましょう！

相続税は、財産から負債を差し引いた純粋な財産をベースに計算されます。

簡単な例ですと、手元に1000万円持っており、借金が500万円ある人の純粋な財産は

1000万ー500万で500万円となります。

 

上の計算を見ると、

あれ、やっぱり借金をしたら相続税は減るんじゃないの？と

思ってしまってもおかしくありませんよね。

 

実はここに勘違いの落とし穴があります。

先ほどの計算はあくまで、元から負債を抱えている場合の考え方です

 

例えば1000万円の財産を持っているAさんがいたとしします。

Aさんは1000万円の借金をすれば、相続税がかかる対象は

1000万円（財産）ー1000万円（負債）で0円になると考えました。

本当にそうでしょうか。計算してみましょう。

 

実際は、1000万円の借金をすることで確かに負債として

1000万円が発生することになります。

しかし一方で、借りたお金はどこにいくのでしょうか。

 

お気付きですか？

そうです、借りたお金は自分の財産にプラスされることになるんです。

 

つまり、Aさんの場合はもともと持っていた1000万円＋借金して得た1000万円の

合計2000万円が財産となります。

そこから負債である1000万円を引くと、相続税が課されるのは1000万円分です。

借金をする前と全く変わらず、これでは借金をする意味がありませんよね。

いかがでしたでしょうか。

ここまで読んでいただいて、ただ借金をするだけでは相続税対策にはならないことがわかっていただけたと思います。

 

では、なぜこのような勘違いが起こりやすくなってしまったのでしょうか？

これにはちゃんとした理由があります。

 

実は、ただ借金をするだけではない有効な節税の仕方が存在するからなんです。

 

今まで間違った知識を持ってしまっていた方も、肩を落とす必要はありません！

一緒に正しい相続税対策を学んでいきましょう。

（正しい相続税対策についてはこちら！）

 

↑ページトップに戻る↑